ドリコムを知る

社長メッセージ

拡大しつづける
インターネット業界で
通用するスキルを、5年で磨く。
最速で成功体験を積める
環境を用意する

ドリコムが大事にしているのは
新しいものを産み出し、人々をワクワクさせること

誰しも大学受験では「弁護士になりたいから法学部へ」「外科医になるために医学部に」といったように将来の職業を想定して進路を選びますよね。僕もそれと同じで「発明家になりたい」という気持ちからノーベル賞を多く輩出している京都大学に入ったんです。ただ、進学してみると講義やゼミの内容と自分の夢の間には大きな乖離があることに気がついた。そこで思いきって在学中に起業したんです。それがすべてのスタートでした。
「発明家」や「発明」といった言葉を口にすると唐突に感じられるようでよく驚かれるのですが、何も大袈裟なことを言っているのではありません。ドリコム社内では、何か新しいものをつくる、昨日までなかったものを産み出す、という意味で「発明」というキーワードを日常的に使っています。

僕は小学生の頃から工作が大好きで、大人になったらものづくりを仕事にしたいと考えていました。工夫をこらした成果物で誰かをワクワクさせたり、驚かせたり、それが純粋に嬉しかった。その想いは現在のドリコムの企業理念「with entertainment 〜人々の期待を超える〜」にも込められています。ただ利潤を追求するのではなく、ドリコムのサービスで世の中をもっとHappyにしたい。そういう会社でありたいという思いで常にビジネスに挑んでいるつもりです。
売上のみにフォーカスして会社を存続させていくなら、冒険せず業界2番手、3番手としてやっていけばいい。IT産業はまだまだ拡大規模にあるので、それで経営としては十分にやっていけます。しかし僕にとっては「経営」と「発明」とをどう両立させるのかが課題なんです。売上を立て、利益を得て、それを新規開発に投資する。そのサイクルを回していくことが、社長である僕の役割だと考えています。

成熟期のモバイルゲーム業界で勝ち残り新たな技術やサービスに投資する

ドリコムの今の基幹事業としては、第一にゲームがあります。
どんな産業であっても黎明期、成長期、成熟期、衰退期というサイクルを通りますが、その時間軸が50年、100年なのか、それとも5年、10年なのかといったスピード感は異なります。モバイルゲーム産業はそのタイムスパンが極めて短い。2008年頃が黎明期だったとすると、2016年の現在ではすでに成熟期に入っています。そして成熟期に入った産業では企業の寡占が進み、成長期に乱立した企業の大部分が振り落とされて上位何社か程度に絞られてくる。ドリコムはこの淘汰の中を必ず生き残って、勝ち抜きます。

現在、モバイルゲームマーケットは国内では9000億円超、グローバルでは約4兆円の売上となっています。利益率が25~30%だとした場合、現状のままの市場規模だとしても日本国内だけで毎年2500~3000億円程度の利益が生み出され、それを上位10社から20社程度で分け合う構図へと今後はシフトしていくでしょう。そこで勝ち残れば、ゲームを基幹事業として安定的に生み出される利益を、新たな研究開発に注いでいくことができるのです。
確かにモバイルゲーム業界では、売上が毎年倍倍ゲームで増えていくような劇的な伸びはストップしました。そのため成長が鈍化したように感じられ、撤退や規模縮小を決めた同業他社も多数出ています。しかしそれはもったいない話です。ここで踏みとどまれば3年後には大きな実りを収穫できる。当社ではいまこそ再びアクセルを踏む時期だと考え、採用を拡大し、事業への投資を進めています。

Yahoo!もGoogleも創業者は学生。
これから入る新卒社員に次の事業を任せる

Yahoo!、Google、Facebookなどの巨大サービスをつくり出したのは、すべて大学生です。在学中にローンチし、会社を大きくしていった。最近でいうとSnapchat(スナップチャット)などもそうですね。自分が若い頃に創業したということもあり、そういった10代から20代前半の人たちがものを産み出す力を僕は強く信じています。だから学生には「あなたは何ができますか」というよりも「どんなことがしたいですか」という質問を投げかけてみたいですね。
これまで新卒採用では、事業環境や会社のフェーズによってその時々で異なるタイプの人たちに入社してもらってきたつもりです。いま面接をして、その人たちが入ってきてくれるのは1年後、基礎を身につけて本格的に力を発揮してくれるのは3年後でしょう。だからその頃にどう活躍してほしいかをイメージしながら人物の選考をします。いまのドリコムの3年後を想定すると、ゲームだけでなくその先のステージをつくり出す人たちが必要なのです。

若い人たちには、入社後5年以内で
成功体験を積める環境を用意する

広義のインターネット産業というのはまだまだ拡大段階にあります。確かに10年、20年前に比べれば、チャンスの芽は減ったように見えるでしょう。けれどそれは近視眼的な見方であって、100年先、200年先の人たちからはきっと「あの頃のあのチャレンジが人類の大きな分岐点になったね」といわれるはず。僕達はそんなラッキーな時代に生きているんです。
僕は、新卒社員には5年以内で成果が出せるようにしてあげたい。先程、これからやってくる学生には新規事業の創出を期待しているといいましたが、それは何も入社後すぐという意味ではありません。自分自身、学生時代に何もわからないまま起業して、実は一度大きく失敗しているんです。お金を稼ぐとはどういうことなのか、顧客にとってのサービスとは何なのかということも知らずに企業経営に飛び込んで、かえって遠回りをしてしまった。その後は約2年間、いろいろな会社の門戸を叩いては自主インターンとして働かせてもらって基本的なビジネススキルを身につけました。その上で再チャレンジして会社経営を軌道に乗せ、上場も果たすことができたんです。
だからこれからやってくる若い人たちには、入社して既存事業の中で2年、3年と働いてビジネスに慣れ、成功体験を重ね、まずは自信をつけてもらいたい。そして結果を出した人から新しいことに挑戦できる道を用意したい。そうやって、若い人がどこよりも最短距離で成功体験を積める会社でありたいと考えています。

やがては社会的課題を
解決できる企業に

最近よく考えるのが、会社経営には3つのレベルがあるということです。1段階目は社員の雇用を守る会社。従業員とその家族を養うという最低限のことが実現できているかどうか。いまの僕は15年やってきて経営者としてまだまだそのレベルだと痛感しています。2段階目は社会になくてはならない会社。例えば、年商1000億円を超えるとそれはもはや社会インフラに近いわけで、なくなれば大勢の人たちが困ります。いまのドリコムがそういう存在たりえているかというと、残念ながらまだまだです。
そして、3段階目が社会の問題を解決できる会社。例えば交通事故を減らす自動運転技術、大規模にクリーンなエネルギーを生み出す海上風力発電、疾病リスクをあらかじめ把握する遺伝子検査といった新技術は、これから多くの人々に恩恵をもたらすでしょう。インターネット企業でいえばMicrosoftのビル・ゲイツは一線を退きましたが、財団を立ち上げてマラリア撲滅などのさまざまな社会的課題に取り組んでいます。GoogleやFacebookも短期的な収益化は見込めない社会的テーマに資金を投じています。もちろんその中のいくつかが最終的にサービスとしてマネタイズできれば、という目論見もあるのでしょうが、それ以上に「社会を変えたい」という情熱を感じずにはいられません。
僕はいつかドリコムをこの3段階目の企業にしたいと思っています。解決すべき社会的課題というのはどこにでもあるはずなんです。例えば朝の通勤ラッシュと、保育園の待機児童問題。一見関係ないように思われるこの2つも「仕事とはオフィスに出勤しなくてはできないもの」という前提がなくなれば、解決できるかもしれません。社会の問題もそれを解決する芽も、実はあちこちに転がっています。巨大企業ではなくてもそういうチャレンジはできるはず。一足飛びに3段階目には進めなくても、中長期計画としては2020年までに2段階目に上るステップを踏みたいと考えており、社員全員にもそう伝えています。

自分の可能性を信じて就職活動も乗り越えてほしい

実は同年代の経営者にはすでに引退している人も少なくありません。起業家には短期集中タイプが多く、株式上場させた後は誰かに会社を引き継いで一線を退くというケースもままあります。一回り上の50代を見れば、前線で戦いつづける創業経営者はほんの一握りです。現役を続ける人とそうでない人の違いというのは、つまるところ人生観なのでしょう。どちらがいい悪いではなく、モチベーションがプライベートの満足にあるのか、それとも仕事の先にあるのか。僕自身は、お金で得られる満足感よりも仕事を通して成し遂げられる何かのほうが自分にとっては大きいとわかった。だからいまも走り続けているんです。

「モチベーションの源泉は何か」と時々尋ねられますが、モチベーションや新しいビジネスの着想というのは僕にとっては次々と湧いてくるもの。それよりもモチベーションやアイディアに自分の感性と体力が追いつかなくなる日がいつか来るのでは、ということのほうが僕にとっては気がかりです。いつまで前線に立ち続けられるのか、それには体力的なファクターも大きく関わってくると思うので、休日には若手社員に混じってフルマラソンなどのスポーツにも挑戦しています。最近ではトライアスロンを始めて、タイムも4時間台を3時間台に、3時間台を2時間台にと縮めてきてはいるのですが、どうしても「昔の自分ならもっとやれたんじゃないか」という思いを抱いてしまう。ビジネスにおいてもそうです。常に過去の自分を超えるパフォーマンスを出したい。いま38歳ですが、自分にはあとどれくらいチャレンジできる時間があるんだろうかと問い続けながら日々仕事をしています。
だからこそ、若い人には自分の持つ可能性を信じてほしい。世の中を変える発明や発見をしてきたのは無限の若いエネルギーなんです。小さくまとまる必要なんかない。大きな視点から物事を見てほしい。新卒採用サイトに書くようなことではないかもしれませんが、本質的なところを突きつめていくと就職活動ってきっとどこかで馬鹿馬鹿しくなっちゃうと思うんですよ。みんなで同じ黒いスーツを着て、エントリーシートの書き方を研究して、何十社、何百社と受けて……どうしてこんなことしなきゃいけないんだって思うはずなんです。そういうことも考えて乗り越えた上で、それでもドリコムで何か面白いことができるんじゃないかって思って受けにきてくださるなら、それはとてもありがたいことですね。

代表取締役社長 内藤 裕紀

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