前職の営業時代、自主的にデータ分析を始めて
その面白さに目覚めた

私がドリコムに入社したのは2012年4月、社としてデータ分析を始めたばかりの時期でした。入ってしばらくは2、3名でまわしていたものの次第に規模が大きくなり、現在では十数名のデータサイエンティストがいます。その体制で各プロジェクトチームと組みながら、課題設定からデータ分析、そこから導かれる改善提案までを行っています。
ドリコムは3社目です。新卒採用で入ったSIerで6年近くSEとして働いて、その後は大手インターネット企業で旅行サイトのコンサルティング営業を行っていました。その時に自己流でデータ分析を始めたんですよ。クライアントであるホテルや旅館の売上や予約状況を分析したり、自社サイトと競合サイトとの比較をして掲載されている宿泊プランの違いを研究したり。
数字から課題を抽出することでお客さまにも喜んでもらえるし、営業成績にもつながる。そこに面白さを感じているうちに、気がつけば社内ツールをカスタマイズしてデータを取ってくるだけでは飽き足らず、自分でオリジナルのツールをつくるまでになっていました。

データ分析は目的ではなく手段。
正しい課題設定があって初めてビジネスに活かせる

ドリコムにはデータ分析担当として迎えられたんです。ただ、その頃の自分がきちんと分析できていたかって振り返ると、全然ダメでしたね。当時の上司にはしょっちゅう詰められてました(笑)。社会人になってから趣味でボクシングを始めて、会社員をしながらプロライセンスまで取っちゃったんですけど、当時の上司へのプレゼンっていうのはもう冗談抜きでボクシングの試合よりも緊張したんですよ。
やっぱり当時はポイントを押さえて仕事できていなかったし考えもまだまだ浅かったので、プレゼンのたびに鋭い質問を浴びせられて「何くそ」って思いながら仕事していました。今になって思うと指摘されてた内容っていうのは何も間違ってなくて、そのお陰で成長できたんですけど。そういう時期がありましたね。
その後、会社としてブラウザゲームの拡大期を経てネイティブゲームへと舵を切り、データ分析の必要性もますます増していきました。そしてスペシャリストが何名も採用され、現行の体制ができあがったんです。そんな中で2015年からはデータコンサルティンググループのグループ長を務めることになりました。 ただ、私自身は大学院で学問として分析をやってきたようなデータサイエンティストのみなさんには勝てないと思っています。やっぱりプロフェッショナルにはかなわない。でもデータ分析というのはあくまでもビジネスのための手段であって、その周辺にあるコンサルティング要素だったり、プロジェクトに対する課題設定の仕方だったり、そういうロジカルにやっていくという部分においては自分だって何かしら会社に貢献できる。そう考えてグループ長をやっています。ドリコムのデータ分析は、アナリスト志向というよりはコンサルティング志向ですしね。

社内横断的なセクションだからこそ
待ちの姿勢でいては意味がない

私の率いるデータコンサルティンググループというのは、会社の中では横断的、中間的な立ち位置なんですよ。だからこそ待ちの姿勢でいても貢献度は低い。縦割りのセクショナリズム、つまり「ここまでしかやらない」とか「頼まれないとやらない」という姿勢ではダメだと思うんです。
社内でデータ分析が始まったばかりの頃は、各プロジェクトから依頼が来たら分析して結果を渡す、という流れで仕事をしていました。でもその手法だと、分析依頼をくれる人の課題設定が正しい場合には結果につながるけれど、課題設定の筋がよくない場合にはただデータを見て終わりになっちゃうんですよ。なので今はグループとしてプロジェクトの上流工程から下流工程まで一貫してコミットするようにしています。ゲームをつくっている現場の人たち、そしてゲームをプレイしてくれるユーザーの人たちが大事にしていることに迫って、課題を抽出し、関連データを分析して、打ち手や次の指標にまでつなげる。それが現在のデータコンサルティンググループのミッションですね。

SEと営業、両方の経験から培われた
行動量を担保して質を高めていく姿勢

それを実現するためにメンバーにはとにかく行動量を求めています。非現実的な目標っていうのは掲げないですけど、メンバー個々人が今よりも成長できる、少しストレッチ幅のある数値目標を設定するんです。その上で「結果責任はグループ長である私が全面的に負うけれど、やったかやらなかったかの執行責任は自分にあるんだよ」って。このマネージメントスタイルは、営業経験があり、かつSEとして裏方もやったことがある、自分のキャリアの両方の要素からきている気がします。
また、売上数値を一番よくウォッチしている部署なので、グループ外の人に対しても「どうして(目標)数字がいってないんですか?」「こういう内容だと数字はつくれないですよね」って話をしなきゃいけない立場なんですよ。なので個別にチャットでエンジニアさんに「どこどこの会議室まで来てください」ってお願いする場面もしばしばあって、そうすると「中村に呼び出された!」ってなるみたいなんですけども。この見た目でグループ内外に日々ハッパをかけているので、怖がられている部分もあるかもしれません。その辺はある意味、課題かもしれませんね(笑)。

他の社員をみる

pagetop