IP価値の最大化への挑戦

Interview

宮崎誠司

2021年入社 出版・映像事業本部

本部長

人々の期待を超える

IP価値の最大化への挑戦

宮崎誠司

2021年入社 出版・映像事業本部

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IPプロデューサーとして、原作IP育成・メディアミックスに関わる幅広い業務を行ってきました

ドリコム以前のお仕事の経歴を教えてください。

ソフトバンクグループのメディア・マーケティング事業グループで新卒から18年ほど働いていました。
新規事業や海外JV企業に出向して出版ビジネスの新規事業開発や企画営業を経験後、電子書籍ビジネスの立上げをしていたことから、デジタルコンテンツ・出版事業部門(現:SBクリエイティブ)に異動となり電子コミック事業の推進やライトノベル(GA文庫/GAノベル)のIPなどを中心に原作のライツビジネス領域の立上げをしました。

ドリコムに入社する直前はIPプロデューサー業務が中心で、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズ、『ゴブリンスレイヤー』シリーズ、『魔女の旅々』、キャリアの初期時は『這いよれ!ニャル子さん』など原作元のIPプロデューサーとして、原作育成からプロデューサーとして30作品程度のアニメ製作委員会の出資や運営、自社で出資獲得した映像配信窓口やゲーム化などの実務、また、スクウェア・エニックス社とコミカライズ共同レーベル「ガンガンGA」の立上げや運営など幅広い業務を行っていました。
また、入社後もドリコムの副業制度(ドリコムプラス)を利用して外資系映像メーカーの「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン」のアニメ・音楽事業部に所属していました。(※本業注力のため半年程度で終了)

現在、担当されているお仕事の概要(役職等含む)を教えてください。

執行役員 出版・映像事業本部長として、ドリコムメディアブランドのもと「ライトノベル」「コミック」「webtoon」「アニメ」の事業責任者として中期事業計画の推進、組織運営に関わりながら、IPプロデューサーとして原作IP育成からライツ・アニメプロデューサー実務を行なっています。

2021年の入社当時は出版事業部としてスタートしましたが、中期事業計画の策定を進める中で、自社でのIPプロデュースとメディアミックス戦略を積極的にとっていくことが必要と判断し、アニメを中心とする映像事業を同時に立上げることになり、組織拡大に伴い現在の組織となっています。

「IP創出から育成までを一気通貫でプロデュース」する必然性

なぜドリコムが出版・映像事業を立ち上げることになったのでしょうか。

ドリコムは、IPを軸にしたコンテンツを世界に提供・プロデュースできる総合エンターテインメント企業になることを全社の中期目標として掲げており、ゲームを軸にオリジナルIPを創出していくことはもちろん、出版・アニメなどの複数の領域でIPを創ることができる企業を目指しています。

出版IPは映像化・ゲーム化・商品化など総合的に展開できる原作となりますため、出版事業を立上げ、原作IPを自ら創りだすということは全社目標の中で必然的であったかと思います。

また、IPの最大化のために自社でIP創出からプロデュース・グローバル展開までを一気通貫で実現できるよう、ライツビジネスの強化とアニメ化を含めたメディアミックス戦略を積極的に行っていく方針を打ち出しています。

現状の事業部のステータスや体制を教えてください。

2021年の夏に入社し、半年ほどで中期事業計画がまとまり初期のメンバーが集まり始め、 2022年5月に出版・映像ブランド「ドリコムメディア」の立上げ、同年10月にライトノベル事業の「DREノベルス」が始動しました。
2023年10月にコミック事業の「DREコミックス」の本格始動のほか、webtoon事業の「DRE STUDIOS」、アニメ事業の「DRE PICTURES」と続々と始動していきます。原作IPの創出と育成・プロデュースが本格的に始動するための基本的な組織体制も固まり本格的に動き始めた状況です。

組織体制としては、ノベル・コミック・webtoonの原作IPの創出と編集を管轄する「IPクリエイション部」と営業・宣伝を管轄する「IPマーケティング部」、国内・海外への原作ライセンスやIPプロデュースを推進する「ライツビジネス部」、アニメ事業を推進する「アニメビジネス部」、本部管理・経理機能を担う「事業推進部」と5部門で事業を推進しています。
メンバーも35名程度に増えてきて徐々に大所帯になり始めていますが、編集者を中心にまだまだ増員中です。
事業顧問として、大手出版社にて経営・マネジメント経験豊富な方々にも支えて頂いており、経営・事業推進体制を強化しています。

誰もが作品の企画とプロデュースに参加できる体制

入社してみて、ドリコムという会社の雰囲気、どんな会社だと思いますか? その中で出版・映像事業本部はどういった雰囲気にしていきたいですか?

組織と個人のミッション、事業状況や課題など広く開示されており、かなりオープンに社内で情報がやりとりされていることに驚きました。
目標や課題に対して、部署をまたいでの人員サポートや連携も可能で事業を推進する上でスピードを持って柔軟に動ける環境であるとも思います。

ドリコムには「真摯であること」「本質を捉えること」「変化に挑戦すること」というValueがありますが、それが体現されている組織であり、そういう価値観を持った人の集まりだと感じます。
社長の内藤を筆頭にみんないい人です!
お互いの信頼感をもって一緒に働きたいと思いました。
出版・映像事業本部も同じように、情報のオープン化と共に、それぞれの得意領域を活かしながらチームで動ける、そして助け合いができる環境を作っていきたいと思います。

ドリコムの出版・映像事業部で働く魅力はどんなところにあると思いますか? また、どんな人があっていると思いますか?

作家の皆様が生み出した作品をみんなで「ヒットさせる」「IPの最大化」をスローガンに、誰もが作品の企画とプロデュースに参加できる体制にしていることが魅力の一つだと思います。

もちろん役割分担はありますが、編集は編集だけ、ライツはライツだけといった縦割りの業務にはせず、編集・営業・宣伝・ライツ・アニメの各担当者が、1つのIPプロデュースチームとして、 0から1を生み出すこと、1から10に10から100にするようにチームで動くことを基本としています。

加えて、ライトノベルのみ、コミックのみ、アニメのみで収支判断をするのではなく、IP全体で考えることによって、そのIPにとって、作家の皆様にとって、最高のかたちでの作品展開となることを目指しています。
出版事業と映像事業を分離せずに1つの事業部にしたこともそのためです。

ドリコムのビジョンと本気の取り組みに共感を頂き、事業メンバーもそれぞれの領域で活躍していたプロフェッショナルな人材が続々とジョインしてきております。

様々なヒット作品を担当していた編集者、宣伝・メディアミックスに手慣れたプロデューサー、映像メーカーでアニメ事業の責任者をやっていた方、海外で活躍していた方など、多様な方が在籍していますので、ノウハウだけでなく外部パートナーとの関係が既にあることが強みでもあります。
初期から育成や仕掛けがしやすい環境にあると思いますので、自身の知識と経験をチームに共有し議論しながら作品を創れる方は早くから力を発揮できると思います。

宮崎さんが仕事をする上で、大切にしていることはなんですか?

自分本位に考えず、人に対する思いやりや恩を大事にして一緒に成功するために動くことでしょうか。
社内も作家の皆様も取引先やパートナーの方も結局のところ最後は人と人のお付き合いだと考えています。
結構ウェットでアナログだと思います。

クリエイティブな領域は、作家の皆様・編集者・プロデューサーなどの天才的なセンスで進むこともありますが、一人ですべてが完結するわけでもなく……。
関わる全体・関係者の都合や収益、ビジネスの広がりにご協力できるように意識しながら動くことを大切にしています。

また一緒に働くメンバーに対しても、将来のキャリア形成、プライベートと仕事のバランスなど、一緒に働いて充実感を持って頂けるように日々意識しています。

あとは、ありきたりですがよく遊んでよく休むことでしょうか?
できる限りポジティブに物事を考えるクセはついていますが、とはいえ心に余裕がなくなる瞬間はありまして(苦笑)
忙しくても仕事から離れて休暇をしっかり取ることは大切にしています。

ドリコムならではの作品投資と育成

今後、出版・映像事業部が目指すこと(短期・中長期)を教えてください。

まずは、「早くヒット作品を出す!」「早くアニメ化作品を出す!」ことを目標にしています。
作家の皆様に選ばれるレーベルに、書店様に注目されるレーベルに、読者の皆様に選ばれるレーベルになるには、そこはクリアしないといけないと考えています。

そのためにドリコムならではのIP投資と育成をしていきたいと思います。
長期の目標と軸はずらさずに事業状況によって柔軟に計画変更や組織構築に動いていきたいと思いますし、今後のドリコムの成長にとって大切な事業でありゲーム事業の売上規模に早く成長できるよう本気で取り組んでいきたいと思います。

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