アニメーション事業への挑戦
田島宏行
2022年入社 アニメビジネス部
部長
アニメの制作部長として制作プロデュースチーム全般のマネジメントをしていました
ドリコム以前のお仕事の経歴を教えてください。
ハリウッドメジャーの「NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン」で、海外や国内配信向けのライセンスセールスチームの部長を経て、アニメの制作部長として制作プロデュースチーム全般のマネジメントをしていました。
それ以前はKADOKAWAに勤めており、ドコモ・アニメストア社の立ち上げからdアニメストア(アニメ見放題配信サービス)の事業推進全般をみていました。
アニメ化によるIPビジネスバリューチェーンでのレバレッジ効果最大化の実現
現在、担当されているお仕事の概要を教えてください。
アニメ事業開発部の部長としてアニメビジネスの立ち上げ準備を行っています。
具体的には、事業計画の構築から事業構造の社内外関係者への説明、チームメンバーの組成、アニメ製作出資の推進、アニメ企画の立上げ検討、制作スタジオとの対話、各営業窓口の推進など多岐に渡っています。
また、兼務として事業管理部の部長も担当しており、主にP/Lの更新、売上や支払などの債権債務管理、各事業部の運営面での全般フォローアップ(契約締結や制作物納品状況の確認など)を初め、社内バックヤード関係部署との連携も行っています。
アニメーション事業の位置付けを教えてください。
アニメ化によるIPビジネスバリューチェーンでのレバレッジ効果最大化の実現です。
特に自社原作のアニメ化を通じて、原作認知を大きく伸ばすプロモーション効果を狙っています。
アニメ自体の収益増は勿論のこと、アニメから派生する二次利用ビジネスの収益(ゲーム化の推進など)をおこない収益を最大化していきます。
その上でシリーズ化や、スピンオフ作品の制作でフランチャイズ展開をおこない、長く収益化をしていきます。
現状の事業部のステータスや体制を教えてください
アニメ事業は現在立ち上げの段階にあり、事業計画の策定を進行しています。
今後はアニメ制作の要となるプロデューサーや、売上や拡販の要となる窓口営業担当など、アニメ事業のコアメンバー採用を推進していきます。
並行して、他社のアニメ製作委員会への出資参画に向けた営業活動、及び、自社原作のアニメ企画も具体的に進めており、2025年度に放送&配信開始するタイトルが幾つか見えてきた、というところです。
入社してみて、ドリコムという会社の雰囲気、どんな会社だと思いますか?その中で田島さんはどのような雰囲気にしていきたいですか?
ドリコムは関係性がフランクだと感じます。
上下関係も特になく、良い意味で20年以上の歴史がある会社とは思えません(笑)。
とはいえ真摯にビジネスと向き合っているし、今後の20年を作っていくためにみんなで努力していると感じます。
ドリコムが持つ、ゲームやデジタルの知見をしっかりとアニメや出版事業に反映し、ドリコムならではの強みをもっと打ち出していきたいと個人的には考えています。
その為、特に若手のメンバーと闊達な議論ができるような雰囲気づくりをしていきたいです。
アニメの楽しみ方も時代と共にドンドン変化していますし、もっと肌で感じたいと思っています。
自社原作のアニメーションをグローバルでヒットをさせていく
今後、ドリコムのアニメーション事業が目指すところ(短期・中長期)を教えてください。
短期的にはアニメ市場へ参画をしていき、一定の存在感をだしていくこと。
具体的には製作委員会への参加と、自社のアニメ企画の立ち上げを目指しています。
その為に自社のアニメチームをしっかりと組成していきます。
中長期では自社原作のアニメーションをグローバルでヒットをさせていくことです。
その為にアニメとしては著名且つハイレベルな制作会社との取り組みが必要です。
また、委員会プロデュース実現には高いレベルでの自社原作プロデュースが必要で、原作開発からアニメの組成、営業やプロモーションに至るまで、出版・映像事業本部全体での取り組みをしっかりと行っていきます。
アニメチームは、その重要なファンクションとして機能する組織にするため、今後の体制を整えていけたらと思います。